四日目


禅林寺の開門8時まで散歩。
井心亭の百日紅の木は花がとてもキレイでした。
五年前、ここで百日紅の木に触れたとき、なぜか通りかかった工事のオジサンに
「お、チャーミングなお嬢さんだね」と言われて、あれは太宰の声だと信じていた私
この百日紅の木は、今住んでるところとすごく離れてるけど、なんかずっと私に寄り添ってる気がする。
いつかここの近くに住むのです。絶対に・・・
玉川上水を歩いて井の頭公園へ。そうこうしているうちに禅林寺の開門時間。
太宰の墓の前に立って、今回の旅を報告した。
&「これからは太宰研究っていう自分のやるべきこと、やりたいことがたくさん残ってるから、旅が終わるようで実は出発なんだ」と・・・
私も「津軽」の文中にあった「別の専門科目」(世人は、仮にその科目を愛と呼んでいる。人の心と人の心の触れ合いを研究する科目である)その一科目を追求していきたい。
知ったかぶりしたって所詮は一夜勉強の恥ずかしい軽薄の鍍金ですもの 邪道でもいい。これからも「キャンディ道」でいく
禅林寺の門、出る頃にはそんなこと決心していた。

以上私の津軽日記でした。

オマケ
帰りのルートも紹介しておきましょう。
三鷹→中央線で八王子→大月(ホントはここで富士急行に乗りたかった)→甲府→小淵沢(駅で売ってたソフトクリーム美味し)
→塩尻(一時間時間ができたので近くの食堂へ行くがめちゃマズ、ま、それも旅の「思ひ出」)→車窓からの木曽路の眺めは実に良い・・・と言いたいがほとんど寝てた。もったいないーん→名古屋(大雨のため列車かなり遅れる)→米原→京都→嵯峨嵐山
帰りも、あの時と同じ駅員さんがいた。四日間もみちのくへ旅人してたとはいざしらず。。。


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