ハネムーナキャンディのトワイライトエクスプレス紀行



トワイライトエクスプレス・・・一言で言ってすばらしかったです。
すごく快適で、全然疲れない。 行きも帰りももっと乗っていたかったです。
行きは、京都駅12時38分発札幌行き
本当は始発の大阪駅から乗車するのが正しい道だと思うのですが
私たちは京都在住なので、京都駅のホームで列車が入ってくるのを待ちました。
そして乗車
そのあと、あまりの居心地の良さに爆睡してしまい、正直言ってほとんど寝てしまいました。
日本海の夕陽も見れず。青函トンネルもお休み中。
朝、北海道らしい風景になってもお休み中(恥ずかしながら)
一方、彼の方は、やれブルトレがすれ違うだの、となりの部屋の鉄ちゃんのノートの書き込みが
すごかっただの、忙しそうにしてました。
そんなかんじで札幌に到着。
レポートになってない
というわけで、ここでは主に帰りのレポートになります。

14時9分 札幌発大阪行き
なんか行きから鉄ちゃん熱あつーい人たちがバチバチ写真をとりまくり。
停車する度に、みんな必ず降りて写真撮影にいそしむそうですが私は寝ていたので
全然気がつかなかった。
乗ってしばらくすると、車掌さんがあいさつにやってくる。それで、下の画像のようなカードキーを
渡されます。 これは持ってかえれるので、記念になりますね。

個室で、外の風景を見ながら寝転んだり、おかしをボリボリ食べたり、
北海道の雄大な景色を見ながらリラックスタイム。



音楽は、なぜかきょんきょんベストとアルフィーベストがかかってました。
サロンカーに立ち寄ると、早くも鉄ちゃんの集いができてる。
やはり同じ匂い、ってあるのかな
でもね、その鉄ちゃんの話を耳をすませてるとおもしろい。
地図と時刻表と、ノート(宝物?)を広げばがら夢中で話す鉄ちゃんたち、けっこうまぶしかったな
私もJR北海道の路線、全部制覇してみたいな
マイ地図に、足跡つけたとこ赤く塗りつぶしたりして・・
サロンカーには、ゆったりしたソファ、窓は、もちろん左右ともガラス張り。となりにシャワー室もあります。



ビデオも放映されてていいかんじです。 長崎ぶらぶら節を3回くらい見たな
雑誌も自由に読めます。できれば関西ウォーカーより、北海道ウォーカーを置いててほしかった。
外で、人が手を振ったりするのを見るのがいいですね。
駅で、在来線とかとすれ違うとみんな見るので、ちょっといい気分ですよ
写真とろうと3脚持ってるお兄さんとかと目があって、手ふってくれたので笑顔で振り返したり、
そういうプチ出会いが楽しいですね。
私は寝てたけど、早朝の撮り鉄君の多さに感動させられた、と彼が言ってました。
サロンカー、快適でしたね。
ここと部屋を何回も往復してました。
大沼公園のあたりの風景が良かったですね。
17時30分から食堂車「プレアディス」にてディナータイム(要予約)

フランス料理のフルコースディナー、おいしかったです。正直言って期待してなかったのに
食材も北海道もの? って思うほど新鮮でおいしかった。なによりオリエント急行みたいでいい。
「食堂車」ってヒビキが好き。 そこで記念写真もできたし。
カードみたいにして(サイン入り)もらえた。 一生の宝物になりました。
なによりそこで働く女性が、すごくキビキビしてて感じが良かった。
初めて5日も仕事してなかったから、仕事してる人見るといいなー私も早く仕事したい、とまでは思わなかったけど。
私も接客業なので、人を感動させたいな、いい気持ちにさせたいなって素直に思いましたね。
19時30分ごろ、青函トンネルを通る時、サロンカーで説明会&クイズみたいなのがある、ということで個室からおでかけ
車掌さんがボードとかでトンネルの歴史とかいろいろ説明してくれる。
ちょっと慣れてない方だったように感じたけど、 私は、ずっと聞いていたいような気がしてた。
なんで小さい頃、遠足とかでガイドさんの説明もっと真剣に耳を傾けなかったんだろ、もっと知識貯えられたのに、
とか思った。 でも一筋縄じゃいかない鉄ちゃんたちは納得いかなかったんだろうか
いじわるな質問とかするんだなー、これが。
見てておもしろいんだけどね。
ちょっと車掌さん、たじたじになってたかな
「趣味」と「仕事」の戦い、っていうか
きっと嫉妬もあるのだろうと思う。
それはきっと車掌さんもわかってるのだろうし、彼らがいるから鉄道マンたちも手をぬけないので
(って、鉄の世界をなにも知らないものが生意気に。お許しを。)
「クイズをします。」と言われると、なぜかボタンもないのに早押しの姿勢になってしまう(笑)
「札幌から大阪まで駅を何個通過するでしょう」 わからないけど、隣で彼が ぼそっと答えてた。
鉄ちゃんたちが次々数を言うけどはずれ。 答えが発表される。
なんだ、彼が一番惜しかったじゃん。手、あげればいいのに(笑)
そんなかんじで3つくらいクイズが出されたあと、いよいよ吉岡海底駅へ
暗いトンネルの中、電気を消してクイズ大会とかしてたらさ、なんか林間とか修学旅行の夜を思い出したわよ。
夜、みんなで一緒に過ごす、ってことが楽しくて仕方なくて
しかもまっくら、なんて状況になった時、好きな男の子をまっさきに探すあのかんじ、
暗がりで見る好きな男の子の顔は、いつもよりちょっとだけ大人っぽく見えた。
あれから20年以上たって、好きな男の子のとなりにいれて良かった。
オレンジじゃなくてムラサキのネガのような愛しい横顔。

吉岡海底駅・・・・・・言葉がでてこないくらいの感動があった。
地図でしかわからない、しかも海の底。底の底。
これは 月世界旅行の次くらいにロマンチックなハネムーンでしょ、と思った。
「これを人間が作ったんやねえ」と、となりのおばちゃん5人組が口々に感嘆の声をあげる。
真っ暗なトンネル、紫の電灯がポツリポツリと並ぶ。 そんなところに駅。
万が一の時のために非常電話、非難場所、がある。
竜飛海底駅まですごく長かった気がする。
トンネルを脱出して、青森の街。
左手に、真夜中なのにモニュメントの灯かり。 あれはきっと私たちを楽しませるためにつけてる?
そんな気がした。 私は、そういうすべてのものに気がついていきたい、そう思った。
なつかしい津軽の駅をいくつか通り過ぎ、眠りに落ちました。
そしてまた眠りにおち、朝になり、12時4分に京都に着きました。
トワイライトエクスプレス、良かったです。大満足してます。
北斗星かカシオペアも乗ってみたいな

また旅がしたくてたまらない
大きな地図と、時刻表を何度もながめたて計画したい。
時刻表は、いつも小さくてできるだけ安いものを選んでた。
でも、旅から帰ってきてまっさきにJRのでっかい時刻表を買った。
これを穴があくほど読みたい。
そしてまた旅にでたい。
胸がふくらむ。
昨年、結婚の話が出た時、式はなし。七夕入籍。新婚旅行は18切符で下関。
って予定だったのが崩れたけど、夏に18切符で下関、だけは叶えたいかな

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